SNSマーケティング

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フォロワーを増やすだけではダメ!SNSマーケティングではペルソナ設定が重要

2019年6月からSNSを運用していて、1つ失敗したことがあります。それは、媒体を選ばずに、自分の発信したいことを投稿して”集客しよう”としたことです。

正直、有益な情報を投稿すれば、”どの媒体でも確実に集客できる”と勘違いしていました。とても甘かったです。

名もない凡人の投稿などに誰も興味を示さないことが分かっていなかったのです。今の時代、凡人が何も考えずに、SNSで集客するのは難しいと思います。だからこそ、凡人は戦略を練る必要があります。

その戦略の基本となるのが、SNSマーケティングです。SNSマーケティングの基本を押さえると、「SNSで集客することが難しい」という印象は消え、私自身SNSの総フォロワー数(@Sales_writing20)が7万人を超えるまでに至りました。

そのマーケティングの基本を本記事でご紹介いたします。

  • ペルソナを設定すること
  • SNSの特性を知ること
  • SNSやコンテンツを選ぶこと

上記の3つを中心に、SNSマーケティングの基本を順番にご説明していきます。これらの基本を押さえて、SNSを運用していきましょう。

‐追伸‐

SNSでの集客を考えている初心者マーケターの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

SNSマーケティングで必要なペルソナ設定

SNSを使ってマーケティングをしている方で、「フォロワーは増えているけど、『いいね』も増えなければ『シェア』されることなんて滅多にない…」そんな経験をされた方はいらっしゃいませんか?

SNSは、ただ単にたくさんの人からフォローされているからといって、あなたのビジネスが上手くいくとは限りません。

まずはSNSの特性を考えて、使用するSNSを選ばなければなりません。そして、ペルソナ設定をしたうえで、”その層に合ったコンテンツを投稿する”ことが大切です。

ちなみにペルソナとは、ターゲットとする、典型的なユーザーをイメージ化した架空の個人です。

FacebookやInstagram・Twitterは非常にユーザー数の多いSNSですが、その中から、あなたのビジネスに合ったユーザーを呼び込まない限り、ビジネスを進めていくことはできません。そのため、SNSマーケティングを成功させるにはまず、「ペルソナ設定」と、ペルソナに合った「SNS選び」を行う必要があります。

その必要性もこれからの章でお話していきます。

SNSマーケティングのためのペルソナ設定

まず、「あなたが扱う商品やサービスのターゲットユーザーは、どんな属性の人たちなのか」が明確になっているでしょうか?

ユーザーの属性が明確になっていないと、どんな手法でマーケティングするにしても、きっとうまくいきません。誰にメッセージを届ければいいのかわかっていなければ、当たり前です。ペルソナは、そのターゲットユーザーを深掘りした典型的な顧客像ですから、まずはこのペルソナを設定しましょう。

ペルソナを設定することで、ユーザー線でマーケティング戦略や、詳細な施策を立てられるようになります。

ターゲットユーザーを深掘りしたペルソナには、

  • 名前
  • 年齢
  • 性別
  • 居住エリア
  • 職業
  • 年収
  • 趣味
  • ライフスタイル

などの付帯情報を設定します。

ここまで詳しく設定しなくても、SNSマーケティングはできます。しかし、ここまで詳しく設定しないと、売りたい商品やサービスが加速して売れないということがあります。※のちほど具体例を用いてご説明します。

そして、ペルソナを設定するときに重要なのが、データに基づいて設定することです。あなたの理想像ではなく、過去のデータやインタビュー、アンケートなどにより集めたデータを参考にして、あなたの商品やサービスを求めている典型的な人をペルソナにします。

補足:ペルソナの罠

実はペルソナ設定には大きな罠があります。この罠にハマってしまい、集客が思うようにできない人がいます。

その罠とは、ペルソナを絞り過ぎてしまうという落とし穴です。

商品やサービスを求めるユーザーが少ない場所で、ペルソナを絞りすぎると思った以上に売れません。なぜなら、需要が少ない場所でターゲットを絞るということは、少ない見込み客を自ら削りに行く行為に近いからです。

例えば、本ブログのペルソナは「文章を書いて、副業で稼ぎたい人」です。

このブログのペルソナ像を、

  • 20代独身男性
  • 北海道在住
  • 営業職
  • 年収400万円
  • 趣味ボーリング…

このように限定にしてしまうと、一気に見込み客がグッと減ります。

ただでさえ、副業×文章(セールス文)というニッチな分野に切り込んで情報発信をしています。これ以上、届ける母数を減らすと、お客様がいなくなってしまいます。死活問題です。このブログでは、細かくペルソナを絞らずに発信しているおかげで、男性に限らず女性の方からも支持をいただいています。

つまり、需要の母数が少ない場所で細かくペルソナを設定する必要はないということです。ユーザーが抱える悩みだけ共有しておけばいいのです。

ペルソナを絞ることで売上が挙がる例

反対に、ペルソナを絞り限定することで成果が出る場合もあります。例えば、二重にするアイプチを例に挙げます。このアイプチという商品は、幅広い女性から支持があります。

このアイプチを女性だけではなく、女性の心を持った男性をターゲットにしたところ、次々とアイプチの商品が売れて、販売数日本一を獲得したマーケターの方がいます。

このように商品やサービスによって、

  • 悩みだけ共有したほうがいいのか
  • 細かいペルソナ設定が必要なのか

を使い分ける必要があります。その判断をするためにも広告などを使い、データーを集めたうえで検証しましょう。※男性や女性に対してのマーケティングを”狭く、深く知りたい方”は、下記の記事を参考にしてみてください。

ペルソナとSNS選び

次にSNS選びです。SNSにはそれぞれ特徴がありますから、ペルソナの使用頻度が低いSNSを選んでもSNSマーケティングはうまく進められません。

たとえば、Instagramの利用者の65%以上は女性です(下記の利用調査参考)。ユーザーの年齢層は幅広いのですが、中心になるのは10代から40代までの女性でしょう。その状況下の中で、男性×50代をターゲットにしても成果を得られる可能性は低いのは見てわかるはずです。

また、Twitterの利用者は男女ともに割合は同じですが、中心になる年齢層は同じく10代から30代まで。Facebookは男女にそれほどの差はなく、30~40代の利用者が多いようです。

SNS性別・年代別利用率
参照元:アライドアーキテクツ株式会社『Twitterユーザーによる企業公式アカウント利用実態調査』(2020年12月16日~12月27日)

このSNSの傾向は、SNSマーケティングを行う”SNS選び”の際に考慮すべきです。もちろん、単純にこの傾向を見て決めるのではなく、ペルソナのライフスタイルなど、詳細なところも見て選ぶ必要があります。

また、それぞれのSNSを特徴付けている要素を考えて、SNSを選ばなければなりません。

たとえば、

  • Instagramは画像と短めの動画が主流
  • Twitterは140字以内の短文投稿が主流
  • Facebookは長文や動画・画像が主流

このように各SNSの特徴を押さえたうえで、「どのSNSだと自分の発信するコンテンツが合うか」を判断しましょう。

ペルソナに響くコンテンツ作り

ペルソナを設定することにより、ペルソナのニーズを考えた「ペルソナに響くコンテンツ作りが可能」になります。

これまで、ただ闇雲に記事を投稿してフォロワーが増えたとしても、その多くはビジネスをするうえでマッチしないフォロワーの可能性があります。

SNSの利用目的は人によってさまざまです。

「集客」

「寂しい」

「自分の意見を発信」

「暇だから」

こうした目的で、他人とつながりを持ちたい人もいます。その人達があなたのビジネスに合っているか否かを精査する必要があります。

私自身、Twitterでは文章のことしか発信していませんので、”文章に興味のある人”が集まってくれています。

ペルソナが「その情報ほしかった!」と思うコンテンツを発信することで、あなたのビジネスに興味を持つ人を集客することができます。

ニッチな層へのコンテンツ作り

あなたがニッチなマーケットを狙う場合、コンテンツを作り始めてもなかなかフォロワーが増えないかもしれません。しかし、それでもSNSマーケティングは、コンテンツが届くべき人たちに届かないとうまくいかないわけですから、辛抱して続けることが大切です。

SEOと同じで、コンテンツを積み重ねていくとだんだん結果は出てきます。もしコンテンツをコツコツ積み上げても成果が出ないという人は下記の記事を参考にしてみてください。

SNSでは、有料広告を使ったマーケティングも効果的です。ただ、その際もペルソナ設定がうまくいっていないとお金を無駄にしてしまう可能性があります。ペルソナを考えて、正しく広告を設定すれば、着実にフォロワーも増えてくるでしょう。

余談ですが、私は有料広告を一切使わずに”7万人の濃いフォロワー”を獲得することができました。そのコツを下記の記事にまとめておきます。

SNSマーケティングではペルソナの微調整も重要

SNSマーケティングでは、ご紹介してきたようにペルソナを設定してコンテンツを投入することがとても重要です。

ただし、ペルソナはマーケットの状況なども考慮して、時に微調整を加える必要があります。マーケットは常に変化しています。特にSNSは変化のスピードが速いので、マーケターは常に感度を高めていなければなりません。

その感度を高める方法を下記の記事にまとめていますので、マーケティング力を鍛えたい方は参考にしてみてください。

最後に

SNSマーケティングにおいては、ペルソナを「細かく」ではなく、「正しく」設定することが大切です。正しいペルソナ設定ができると、欲しい人に欲しい情報を届けることができます。この考え方は、ビジネスをするうえでとても大切です。

SNSでの集客を考えている方は、ペルソナの設定から始めましょう。

追伸

SNSマーケティングと合わせて大切な戦略があります。それは、セルフブランディングです。

コンテンツを届けたユーザーの方をファンにすることで、販売する商品やサービスの売れ行きは変わります。下記の記事は、セルフブランディングに特化した記事になります。

ぜひ、参考までに一読してみてください。

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