SNSマーケティングは、スモールビジネスを運営している人にとってメリットの多いマーケティング手法です。資金が潤沢な大手なら、広告なども含めてさまざまなマーケティング手法を組み合わせて顧客を開拓できますが、スモールビジネスではそうはいきません。
この記事では、メリットやデメリットのことも含めて、SNSマーケティングをやるべき理由を説明しています。SNSをマーケティングに利用しようと考えている人や、すでに利用しているけれどもうまくいかないとお悩みの人は、ぜひ読んでみてください。
本記事は、個人でスモールビジネスを始める方に、刺さる内容になっています。
Contents
SNSマーケティングとは
SNSマーケティングは、「Facebook」「Twitter」「Instagram」などのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を利用して、集客などにつなげるマーケティング手法です。
現在は、ほとんどの企業やブランドが自社のマーケティングに取り入れているほどメジャーになってきたSNSマーケティング。SNSを使う年齢層も広がりを見せていることから、SNSマーケティングは、これからの日本でも重要度がますます上がってくるでしょう。
SNSマーケティングがなぜ重要なのか?
SNSは、スマートフォンの進化とともに成長してきました。SNSを利用していない人もいますが、少なくともほとんどの人がスマホを所有し、日々、インターネットやEメール、メッセージアプリを使いこなしています。メッセージアプリの中にはSNS的な性格を持つものもありますから、これからもSNSマーケティングは重要なのです。
SNSマーケティングによく使われるSNS
SNSマーケティングでよく使われているSNSは、
- LINE
です。それぞれの特徴をかんたんに紹介しておきましょう。
Facebookについて
Facebookの特徴は、なんと言っても「実名登録」です。そのため、Facebookのページを名刺代わりに使うユーザーもいるほど、信頼度の高いSNSです。このような特徴があるため、ユーザーの年齢層は比較的高めで、30~40代が中心になります。ほかのSNSとは異なり、長文投稿、動画、画像などをほぼ制約なく扱えることも、ビジネスユースに向く理由のひとつです。新規顧客の開拓ももちろん可能ですが、SNSの性質を考えると、すでにつながりのあるユーザーとの関係を深めるような使い方が向いています。
Twitterについて
Twitterは、短文投稿が中心のSNSで、日本では最も多くのユーザーを抱えるSNSです。ユーザーの年齢層も幅広いのですが、中心となるのは20~40代です。短文投稿が中心で、リツイート機能が備わることから速報性が高く、リアルタイムコミュニケーションや情報の拡散力に優れています。
余談ですが、私もTwitterを使っています。下記の投稿に対して、774人の方にリツイートしていただき、7,000いいねを超えるような反響を得ることができました。他のSNSにはない”拡散力”が特徴です。
短文のほか、画像や動画も投稿できる、どちらかというとカジュアルな雰囲気のSNSです。
Instagramについて
Instagramは、画像と短い動画の投稿が中心のSNSです。ハッシュタグを使ってほかのユーザーとのつながりを探れます。ユーザーの年齢層は若く、ティーンから30代、特に女性が多いことが特徴です。画像がメインで「おしゃれ」や「美しいもの」「おいしいもの」などにアンテナを張っているユーザーが多いので、物販や飲食などのビジネスには、特に利用価値の高いSNSだといえるでしょう。
LINEについて
LINEはメッセージアプリだと考えられがちですが、立派なSNSです。ただし、ほかのSNSとはやや性質が異なり、LINE@というマーケティングツールを使って行います。なかでも特徴的なのが「プッシュ通知」という機能です。
このプッシュ通知を使うと、ユーザーがアプリを開いていようがいまいが、メッセージがユーザーのスマホにリアルタイムで届けられます。そのため、ユーザーが動く時間を狙って割り引きクーポンを送るなど、戦略的なマーケティングができます。LINEには国内最多、8000万人以上のユーザーがいますから、ターゲティングをしっかり行えば、マーケティング効果を出しやすいSNSだといえるでしょう。
SNSマーケティングのメリット
それでは、SNSマーケティングを行うことで得られるメリットをかんたんに紹介しておきましょう。
情報の拡散力
SNSは情報の拡散力に優れます。Twitterの「リツイート」やFacebookの「いいね!」「シェア」などの機能は、ユーザーからユーザーへと、次々に情報を拡散する手助けをしてくれます。この情報の拡散力により、これまでには届きにくかった潜在ユーザーにも情報が到達しやすくなります。
認知向上によるブランディング効果
SNSへの定期的な投稿や情報の拡散により認知度が上がれば、ビジネスのブランディングにつながります。
コスト削減
SNSへの投稿にお金はかかりません。初期費用ゼロです。SNSを有効利用できるようになれば、宣伝広告費は大きく削減できるでしょう。
反応がわかりやすくターゲティングも簡単
SNSでは、各投稿への反応が数値でわかります。自社の商品やサービスをSNSでマーケティングすれば、興味のあるユーザーが自然と集まってくるので、そのデータをさらなるターゲティングに生かせるでしょう。
SNSマーケティングのデメリット
情報の拡散力に加えてコスト削減にも役立つなどメリットの多いSNSを使うマーケティングですが、デメリットもあります。
効果が感じられるまで時間がかかる
SNSを使ってマーケティングをしても、ゼロからのスタートだとどうしても効果が感じられるまでに時間がかかります。持続的にSNSを運用することではじめて効果につなげられます。
運用が大変
SNSはお金をかけずに始められるものの、本格的にマーケティングを行うとなると、コンテンツの作成、効果の分析などの作業を行う専任スタッフやチームが必要です。これだけの作業をひとりでやろうとするとかなりの負担になります。
炎上の危険性がある
情報拡散力があるSNSでマーケティングを行う場合、良い情報だけではなく、悪い情報もスピーディーに広がってしまうので、発信するコンテンツだけではなく、ユーザーとのやりとりの際も注意を払う必要があります。
SNSマーケティングの始め方や進め方
SNSはこのように、マーケティングでの利用にメリットの多いメディアです。ここからは、SNSマーケティングを始める方法と進める方法を解説します。
SNSを選ぶ
SNSマーケティングは、商品やサービスを利用してくれる人たちに向けて行うのが基本です。そのため、ターゲットを絞り込んだうえで、そのターゲットにリーチしやすいSNSをまず選びます。
SNSマーケティングの目的を明確にする
「商品の販売」
「問い合わせの増加」
など、SNSマーケティングの目的を明確にします。目的を明確にしないと、SNS上で配信すべきコンテンツの姿が見えてきません。
フォロワーを増やす
SNSは、フォロワーがいないと、その能力を発揮できません。ターゲットにとって有益な情報を提供することが、フォロワーを増やす確実な方法です。最初はなかなか求めるターゲットにリーチできないかもしれませんが、続けることでフォロワーを増やしていきましょう。
本気でビジネス運用を考えている方は、こちらの記事「Twitter『計7万フォロワー』の個人ブランディング術を公開」を参考にしてみてください。個人運用する方には突き刺さる内容だと思います。
ブログなど、ほかのチャンネルとリンク
SNSマーケティングは、複数のSNSやオウンドメディアとリンクさせて行います。リンクさせることにより、より多くのターゲットに情報を届けましょう。
最後に|Twitterをオススメします
SNSマーケティングについて解説しました。SNSは、スモールビジネスにとっては特に、商品やサービスに関する情報を届けやすいメディアです。SNSマーケティングのメリットを生かして、ビジネスを効率よく進めましょう。
追伸
私自身、SNSの中で”最も個人運用に向いているもの”がTwitterだと思っています。なぜなら、私自身がTwitterを運用して、1年と少しで本業の年収を超えることができたからです。もしTwitterをビジネスに繋げたいと考えている方は、こちらの記事「ヲタクが語る『個人のTwitter運用』のコツとマネタイズ方法」を参考にしてみてください。