この記事では、下記の3点を中心にお話していきます。
- ブログの「テーマ選び」
- アクセスを集めるSEO戦略
- ブログ記事の書き方
ブログを書いて収益化を目指すのなら、この3点は絶対に外せません。なぜなら、読み手の興味関心のないテーマで書いたブログは”誰からも読まれない”からです。
日記を書くのであれば、自己満足なテーマで、自己満足な文章の書き方で問題ありません。ただ、ブログに人を集めて収益化を目指すのであれば、人の興味関心を惹く戦略が必要になっていきます。
この記事では、人が集まるブログ記事の書き方とSEO戦略に関して徹底解説しています。ブログ初心者の方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
追記
私はこの3つのポイントを押さえたおかげで、たった9ヵ月で月間6.3万PV(閲覧)を超えるブログを書くことができました。あなたも本記事と同じような手順と戦略でブログ記事を書いてみてください。
アクセスが集まるブログ記事の書き方【現役ライターのSEO戦略】
これからご紹介する3つのポイントを押さえるだけで、誰でも簡単にブログにアクセス数を集めることができます。また、読まれるブログの書き方を知ることで、収益を生むことも可能です。
ブログの「テーマ選び」を解説
ブログのテーマ選びのコツをご紹介します。
結論、流行りのテーマで記事を書かないことです。なぜならブームが終わればアクセスは一気にゼロになってしまうからです。例えば、人気歌手の不倫騒動を話題にするテーマは流行り記事に該当します。流行りのテーマ選びは、誰でも最速でアクセス数を集めるブログを作ることができますが、常に流行を狙った記事を追いかけなければいけません。
ということは、時間に余裕があり、常に記事を書けるような環境にないと難しいということです。また、本記事では流行を追いかけるようなブログを「雑記ブログ」と位置づけします。個人的な感想ですが、雑記ブログより「特化ブログ」のほうが収益化が早いです。
ここで、「雑記ブログ」と「特化ブログ」というキーワードが出てきましたので、その2つの違いを簡単にご説明していきます。
「雑記ブログ」と「特化ブログ」の違い
「雑記ブログ」と「特化ブログのメリット・デメリットをご紹介いたします。
【雑記ブログのメリット・デメリット】
+誰でも書けるから継続しやすい
+時事ネタは扱いやすい
+世間の興味関心を知ることができる
-差別化が難しい
-検索流入が伸びにくい
-収益化が難しい
雑記ブログは、誰でも書けるという最大のメリットはありますが、収益化までの道のりは遠いです。
【特化ブログのメリット・デメリット】
+専門性・権威性・信頼性を得やすい
+検索流入が伸びやすい
+収益化が早い
-専門知識が必要になる
-勉強を継続しないといけない
-世間の流行り廃りと一致しない
特化ブログは、専門知識が必要となるデメリットはありますが、収益化が早いという最大のメリットがあります。まさに、このブログも専門性に特化したブログになります。プロフィールなどを見てもらえれば、専門性に特化したブログだということが分かると思います。
特化ブログの「専門知識が必要となる」と聞くと、「私は専門知識がない…」と諦める人がいますが、勿体ないです。というのも、あなたが働いているのなら、その職場で得た知識は専門知識となり得ます。学生ならば、勉強方法でもいいですし、没頭している趣味について深掘りするのもいいでしょう。
「わたしには何もないです。欠点しかないので、特化ブログは書けません」という人は、こちらの記事「欠点こそが、あなた”ならでは”の専門性を作る」をご覧ください。
補足説明ですが、先ほどの「専門性・権威性・信頼性を得やすい」という特化ブログのメリットは、SEO対策に非常に重要なEATというものに該当します(参考:Web幹事,SEO対策に最重要なE-A-Tとは?)。SEO対策をしたい方は絶対に外せない3つの項目です。
100年後も内容が変わらない「テーマ選び」が大切
私がテーマを選ぶ時の判断基準は、「100年後も内容が変わらないもの」です。
例えば、お寺に関することであったり、歴史上の人物について書くのもいいでしょう。他には、稼ぐ方法や恋愛術などの人間の本能に訴えかけるテーマも良いです。
もう少し抽象度を上げて考えると、衣食住に関わるもので情報が廃れないテーマを選ぶ軸を持つことです。ただ、衣食住といっても電化製品などのテーマを扱うのはオススメできません。なぜなら、電化製品は半年サイクルで新製品が発売され、情報が古くなるからです。このように流行り廃りのあるテーマを選ぶと、古くなった情報をアップデートできていないとユーザーの信頼を落としてしまうというデメリットがあります。
100年後も内容が変わらないテーマ選びのコツは、更新頻度が少なくても良さそうなものを選定することです。この軸で考えると、先ほどの電化製品が当てはまらないということが分かると思います。
アクセスを集めるSEO戦略
アクセスを集めるSEO戦略をご紹介する前に、大切なことを1つ共有させていただきます。
検索エンジンからの集客を中心にアクセスを集めようとしないことです。驚いた方もいるかもしれません。記事数を大量に増やしたからといって、アクセス数も比例して右肩上がりかというと、そうではありません。なぜなら、過去に一位を獲得した記事でも、検索のアルゴリズムの変動やライバルの出現で順位が下がるからです。
つまりSEO戦略に100%依存せずに、安定したアクセス数を獲得することが必要だということです。そのために必要な鍵となるのが、下記の2つの要素になります。
- SNSからのアクセス流入を作る
- リピーター(ファン)を獲得する
私自身、新規ブログを立ち上げた際にSNSの流入と、リピーターの方の力によって、2ヶ月目で7,000PVを獲得することができました。新規ブログ立ち上げ2ヶ月目ということもあり、検索エンジンからの集客はゼロでした(新規ブログの場合はドメインパワーの関係もあり、平均して3ヵ月目以降から検索流入が見込めます)。
SNSからのアクセス流入を作ることを外部対策と言います。詳しいSEOのテクニカルスキルは、こちらの記事「”リピーター”を呼ぶブログ集客のコツとは?3つの視点と7つの方法」にてご紹介しています。
具体的に順位をあげるSEO戦略とは
結論、SEO戦略に正解はありません。100%正しい戦略もなければ、確実に順位をあげる方法を知っている人はいません。なぜなら、Googleのアルゴリズムはその多くが未公表だからです。
ただ、このように言ってしまっては元も子もないので、私が実践した具体的なノウハウをお伝えしていきます。
ロングテールキーワードを狙うこと
記事を書く時にキーワード(KW)を設定して書くと思います(もしKWを選定して書いていない場合は、前の章に添付している記事を読み込んでください)。KW選びは、ロングテールキーワードを意識して書きましょう。
(画像:COOSY,上位表示されやすい!ロングテールキーワードとは?)
ロングテールキーワードとは、「弱者の戦略」です。検索キーワードの検索回数が大きい(競合多い)場所で戦うのではなく、ニッチなキーワードでライバルが少ない場所で戦う戦略になります。
ちなみに、検索回数が大きい・小さいを判断するのに使える無料ツールがあります。それがGoogle広告の「キーワードプランナー」です。”ある程度”参考になる検索ボリュームを把握することができます。ちなみに、上記画像の「ランチ」と「ランチ+渋谷」の月間検索件数を比べてみます。
- 「ランチ」は月間100万~1,000万
- 「ランチ+渋谷」は月間1,000~1万
このように、検索するキーワードが1単語ではなく、2単語になると検索回数が小さくなります。新規ブログ立ち上げの時は、「狙うキーワード+他のワード」という組み合わせでライバルが少ない場所で戦うのがオススメです。※「弱者の戦略」について深堀りしたい方は、こちらの記事「ランチェスターの法則とは?軍事戦略をベースにしたマーケティング戦略」をご覧ください。
検索結果で記事のクリック率を上げるコツ
ロングテールキーワードを狙い、ニッチな場所で戦う戦略がわかったと思います。ただ、検索結果にずらりと並んだサイトの数々の中で、あなたが書いた記事を選んでもらうためには、記事タイトルの工夫が必要です。なぜなら、どんな素晴らしい記事を書いたとしても、”クリックされなければ意味がない”からです。「クリックされない=書いた記事が読まれない」と同義です。
そのために必要なスキルが、記事タイトルを読ませて、クリックさせるキャッチコピー力になります。簡単なコツになりますが、「マーケティング 戦略」というキーワードで上位表示を狙うのなら、記事タイトルは「マーケティング戦略というKWを左詰め」にしたほうが上位表示を狙いやすいことが検索結果からわかります。
上位記事のタイトルの始まり方は、赤枠内に記載の通り、「マーケティング戦略」というキーワードから始まっています。ブログ書き始めの頃は、他のサイトの記事タイトルを参考にしながら書いてみてください。
「こんなキャッチコピーのテクニックだけじゃ物足りない」と感じる方は、こちらの記事「【保存版】今すぐビジネスに使える『売れるキャッチコピーの作り方』」を読み込んでみてください。ちなみに、私はこのテクニックで上位表示をいくつも獲得することができました。
ブログ記事の書き方
ブログ記事の書き方で最も気をつけなければいけないのが、本文に”ベネフィットが含まれているか否か”です。ベネフィットという言葉を聞き慣れない方は、こちらの投稿で確認してください。
もっと詳しくベネフィットについて知りたい方は、こちらの記事「【マーケティング初心者必見】ベネフィットとメリットの違いを徹底解説」を参考にしてください。
読者に「この記事を読んだら、○○のようになれる」という未来を見せる内容が記事内に含まれている必要があります。その点を意識して書くだけでも、最後まで文章を読んでもらえる確率がグンッと上がります。
具体的なブログ記事の書き方
大前提として、記事の本文中に「ベネフィットが含まれていること」が重要とお伝えしました。次は、ブログ戦略の幹の部分ではなく、枝葉(テクニック)についても触れていきたいと思います。
「です・ます調」なのか、「である調」なのか
ブログ記事の書き方で大切なのが、文調を統一するということです。
例えば、「です・ます調」で文章が書かれているのにも関わらず、「である調」を使ってしまうのはご法度になります。なぜなら、突然うえから目線の文章に変わるのは違和感を感じてしまうからです。
読み手はあなたが思っている以上に、”違和感”に敏感です。違和感を感じた途端に、その場から離脱してしまいます。そうならないためにも、どちらかの文調に統一させましょう。
息継ぎができない文章は控える
一文が長い文章は、読み手に負担をかけてしまいます。なるべく一文一意を意識して、文章を書くことを心掛けましょう。
また、読点(、)に関しては、1文に4個以上あると読みにくい文章になります。読点を3個打ち込んだ段階で、文章を分けた方が読みやすいです。ちなみに読点は車の運転で例えると、ブレーキの役割を果たします。ブレーキを何回も踏む運転より、適度にブレーキを踏む運転の方がスマートです。
ぜひブログを書くときは、”いかに読み手が読みやすいか”を考えてみてください。
PREP法を意識しましょう
PREP法は文章を書くうえで最も大切な文章の書き方です。なぜなら、読み手ファーストな文章だからです。ちなみに、PREP法というのは以下の4つの順番で文章を構成する方法です。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(具体例)
- Point(結論)
140文字でわかりやすくSNS(Twitter)で投稿した文章がありますので、共有させていただきます。
Point(結論)「売れる文章を書くコツは、”お金を支払う先”を知ること」
Reason(理由)「人は商品を買った先の未来にお金を『投資』するから」
Example(具体例)「ダイソンのルンバ掃除機を買うことで、毎日1時間分の家事時間が浮く」と書くと良いです(抽象度が高かったので、別の文章に差し替えています)。
Point(結論)「これがわかる人は、売れる文章が書けます」
PREP法を使って文章を書くと、論理的かつ結論がわかりやすいので、伝えたいことを短く伝えることができます。ブログやSNSだけではなく、会議の資料やプレゼンでも使えますので、ぜひ参考にしてみてください。
「もっと本格的なブログの書き方を知りたい」という方に向けて、10時間かけて構成した記事「月間6.3万PV突破|どんどん集客できるブログの書き方」があります。こちらの記事は”読者目線”で書かれた、集客ノウハウになります。
最後に|初心者が陥る「SEO戦略の罠」
今回は、ブログの書き方とSEOについて触れました。狙ったキーワードで上位表示を狙うには他にも細かいテクニックは山のようにあります。ただ、ブログ初心者の方がテクニックだけを知り、テクニックに溺れてしまうのは勿体ないです。
まずは、文章を書くことに慣れることが最優先です。書き慣れたのち、細かいSEOテクニックを学べばよいと思います。そもそも細かいテクニック以上に、自分でデータを取って検証したSEOのみが”あなただけの真実”になります。稀に「検索の上位表示を狙ってSEOの専門家を目指しているの?」というほど研究している方も見かけますが、本来の目的を見失っています。
SEO戦略の前に、多くのユーザーに支持されて役に立つコンテンツを作る意識が大切です。読み手ファーストということを忘れずに、文章を書いていきましょう。
追伸
私が一番オススメするSEO戦略は、SNSを運用してファンを作り、自分のブログに流入させる方法です。私自身、Twitterでフォロワーが累計7万人を超えています。Twitter経由だけでも毎月10,000PV以上あります。Googleのアルゴリズム変動による、大ダメージを受けずにアクセスを集めることに成功しています。
そのコツをまとめた記事「Twitter『計7万フォロワー』の個人ブランディング術を公開」に詳しく記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。