本記事はTwitter運用における、痛いセルフブランディングについて記載しています。もしかすると、痛いセルフブランディングを行っている方は、読んでいるうちに気分が悪くなると思いますので、その際はぜひ本記事を閉じていただければと思います。
追記|この記事の結論
周りの風潮に流されて自分を大きく見せようと偽ったりせずに、淡々と自分の信念や哲学を持って強いアカウントを育てていきましょう。
Contents
踏んではいけない「痛いセルフブランディング」とは
セルフブランディングとはなにか
そもそもセルフブランディングの定義とは何なのでしょうか。
企業や組織に所属しない「個人」が、自らをメディア化し、自らの力でプロモーションすること
Wikipedia,セルフブランディングとは
私が思うセルフブランディングとは、芸能人などの「タレント業」のようなイメージに近いです。
タレント業なので、人気があるうちは自らの影響力を使い、自分の商品やサービスをプロモーションすることができます。ただ、不祥事(不倫や虚偽)が発生した時は商品が売れなくなり、プロモーション活動が止まってしまいます。
セルフブランディングは、「あなたから買いたい」というタレント業(人気商売)の側面が強いので、最新の注意を払い、批判を浴びないセルフブランディングを築いていかなければなりません。ただ、多くの人がセルフブランディングを勘違いしています。
そこで本記事では、間違えたセルフブランディングの実例をご紹介すると共に、あなた”ならでは”の強みを引き出す方法をお伝えしていきます。
「痛いセルフブランディング」の実例
私は2019年6月からTwitterを運用し、様々なアカウントを見てきました。私がこれまで手を出さなかった”痛いセルフブランディング”をご紹介できればと思います。
このように語る私は、Twitterで計7万人フォロワーのいるアカウントを運用しています。その運用方法については別の記事「Twitter『計7万人フォロワー』の個人ブランディング術を公開」をご確認ください。
痛い実例①社長と名乗るが、会社は存在しない
Twitterで見かける「○○社長」という名前。「世の中、これほどまでに多くの社長がいるのか」と思うほど、○○社長という名前をアカウントに命名しています。
実際に会社の名前を「国税庁の法人番号公表サイト」へアクセスして、実在するかを調べてみると架空だったというケースで叩かれたインフルエンサーもいます。もしあなたが「この○○社長はニセモノ?」と感じるのなら、ここのサイトを利用するといいと思います。もし検索して表示されなければ、法人として法務局へ届け出に行っていないことがわかるので、相当怪しいと判断することができます。
ちなみに、一部のTwitter民のITリテラシーを舐めてはいけません。怪しいと判断された瞬間に、骨の髄まで調べ尽くされます。つまり社長という権威性を使い、ビジネスに繋げるのはあまりに危険な嘘だということです。
痛い実例②学歴または経歴詐称
セルフブランディングと称して、学歴や経歴を詐称する人がいます。例えば、業務委託なのに「Googleで働いていた」と謳い、Googleの権威性を使って稼いでいた人もいました。
もっと巧妙な嘘をつく人もいます。例えば、私の地元は北海道なのですが、「北大生」と謳い、実はその中身は「北海学園大学生」という私立でした。つまり、北海学園大学を省略し、”北大生”と名乗っていたのです。他にも某有名私立大学の権威性を使い、騙すインフルエンサーもいました。
詐称や誤認させる行為は、セルフブランディングではなく、ただの嘘つきです。いずれバレることなので、嘘は控えましょう。
痛い実例③強い言葉で煽る
Twitterでは強い言葉で煽るとフォロワーが増えます。「クソアンチ」とか「あほ」「キモイ」のように強い言葉を女性が使うと、注目を集めることができます。ただ、これはただ単に言葉遣いが悪いだけで、セルフブランディングでも何でもないです。
また、そういう方に限って感情コントロールができずに、フォロワーさんと喧嘩してしまいます。さきほどもお伝えした通り、セルフブランディングはタレント業でもあるので、恥ずかしい姿は見せないことが大切です。
強い言葉を使わずに、人を動かす文章を書けるようになりましょう。※こちらの記事「人を動かす文章術|9つの行動心理学の原理と法則」を参考にしてみてください。
痛い実例④稼いでいるアピール
「月収500万円稼いだ」というように、その内容が”月収”なのか、”月商”なのかという話です。月収と月商の誤記で与える読み手のイメージはまるで違います。正直、意図しているなら嘘つきです。また、ビジネスをしている人からすると、「そのビジネスモデルで月収500万円は稼げないよな」ということが分かってしまいます。
稼いでいることをアピールして、セルフブランディングするのが悪いとは言いませんが、”盛る”のは良くありません。「盛ること」と「良く見せること」は違いますので、気をつけましょう。※参考にこの金持ちアピールした投稿の意図も添付しておきます。
痛い実例⑤炎上狙いで、特定の職業を馬鹿にする
炎上狙いで特定の職業を馬鹿にし、炎上させてフォロワー数を増やす人がいます。その増えたフォロワー(観察者含む)数を使い、「フォロワーを増やす方法」を公開します。そして、フォロワー数が多いことが凄いと思う層に情報商材を売り込み、稼いでいるアピールをする最低のセルフブランディングです。
ちなみに、「予期せぬ炎上」と「意図した炎上」がありますが、多くの場合”予期せぬ炎上”で燃えています。その炎上を見て、「炎上したらフォロワーが3,000人も増えるんだ」と勘違いをし、わざと炎上させようとする人もいます。ほぼ100%失敗しますし、人を不快にさせるだけなのでやめましょう。
結論、職業や人を馬鹿にした投稿で人々の反応を得るのは悪手です。
痛い実例⑥人のサービスを丸パクリしてリリースする
人のサービスを丸パクリして、「このWebサービスは私が開発しました」と豪語する人です。ツール開発が得意な人は、Twitterを伸ばすことが苦手だったりします。その影響力のなさを利用して、こっそりWebサービスを丸パクリする悪手です。この事実を知らないフォロワーたちは、「こんなツール開発・サービスを作れるなんて〇〇さん、すごい!」となり、悦に浸ります。
このように、”すごいと思われたい人”が最低最悪の丸パクリ戦法を実行する傾向にあります。正直、Twitterの拡散力と一部の高いITリテラシーを持った方に一撃で見破られ、「この人は丸パクリ芸人です」と拡散され、逆ブランディングが完成します。モラルのない行動は控えましょう。
痛い実例⑦いいねをお互いにつけあうコミュニティでブランディング
承認欲求を満たすために、お互いでいいねを押し合うコミュニティを作る人がいます。こういうコミュニティに参加したり、主催するのは逆ブランディングの始まりです。なぜなら、いいね数だけを増やすために集まっている集団だからです。
これらの集団に属しても、Twitterを伸ばす運用法は学べません。表面上のいいねを獲得するだけの関係ですので、ファンを増やすこともできません。このパターンは、目的と手段が逆になっています。本来はファンを増やすためにTwitterを始めているはずなのに、いいねを増やすために躍起になっているといった感じです。
ぜひ、あなたは自分の投稿スキルを磨き、こんなコミュニティに属さずに”本当のファン”を獲得してもらいたいです。
おまけ
子どもを使ったバズTweetを丸パクリしたうえで、バズを生み出し、オンラインサロンへ繋げて、「〇〇万円稼げます」というブランディングをしている人もいます。そして、一度そのオンラインサロンに入ると、退会手続きが運営者本人に確認を取らないと退会できないという蟻地獄戦法を実行している人がいます。このようなタイプの人に引っ掛からないように気をつけましょう。
最後に|自分の信念や哲学を持とう
いかがでしたでしょうか。「1つも該当しないし、そんなこと絶対にしない」という人は、そのまま突き進んでください。正しいセルフブランディング(ファン)を築くことができるでしょう。
追伸
ご紹介した「痛いセルフブランディング7つ」の手法を選択してしまう人には、1つ共通点があります。その共通点は、”自分に自信がない人”だということです。もし自分に自信があるのなら、7つの痛いセルフブランディングを選択しないはずです。
ただ、このように言うと「私は昔からダメダメで、欠点ばかりで自信がないんです」という声が聞こえてきそうです。もし、そのように感じる方は、コチラの記事「欠点こそが、あなた”ならでは”のセルフブランディングを作る」を読んで自分に自信を身に付けてみてください。